オルトレキシア症候群

オルトレキシア症候群の治療、克服、治し方とは

オルトレキシア症候群に治療が必要な場合とは

オルトレキシア症候群に治療が必要な場合はどのように見極めればいいでしょうか。一つオススメしたいのが、味覚テストです。あまりに厳格な食事のルールを持っていると、味覚が過剰に敏感になってくることがあります。

ちょっとでも自分が摂りたくない食材が入っていた場合に過敏に反応してしまうというケースです。

治療は薬ではなく、食事とは何かを見直すところから

ただオルトレキシア症候群の治療とはいわゆる病気の治療とは異なるのではないでしょうか。病気の治療というと薬の投与のイメージがありますが、オルトレキシア症候群はそういった類のものではないでしょう。

それよりも、オルトレキシア症候群になるくらいまで厳格に食事についてのルールを持つにいたった経緯を一度見直してみるのが一番だと思います。本来摂食障害になるまでの食事のルールを持つことは目的ではなかったはずです。自分自身の健康を維持するために始めたはずのダイエット=食事療法の度が過ぎてしまったわけなのですが、それを自分自身で築く必要があるのです。

なので、健康診断で数値に異常が出たからと言って、その異常を抑えるための薬を飲むといった治療はあまりいい結果を生まないと思われます(コレステロールを下げるための薬とか)。

薬による”治療”で数値を下げたからと言って、根本原因を除去しない限り何も解決していないわけです。見た目の数値はあまり意味がありませんから。

本来の目的を思い出す

どうして食事に厳格なルールを設けることを始めたのか。それは紛れも無く自分自身の健康のためだと思います。となると、オルトレキシア症候群になるまでのルールというのが本当に健康と言えるのかどうか。このことについて考えることがまずはオルトレキシア症候群の治療の第一歩といっていいでしょう。

自分自身が健康になるために、厳格なルールを課すのはいいのですが、厳格であるが故に摂食障害になり不健康になったら、当初の目的は果たされていないわけです。というか当初の目的とは正反対の結果になってしまったと言っていいでしょう。